2020年07月23日
こんにちは!栃木県小山市のあまのや若女将、天野愛繪です。
おしゃれは足元から…とはよく言いますが、それ以上に足が痛いと何も楽しめませんよね。
私の経験上、着物において、足袋選びと草履選びは本当に大切だと、今になってつくづく感じます。
先日、分かっていたのに合わない足袋を履いて、1日えらい目にあいました~涙
(数々の失敗から学んだことをちょこっと記事にしてみました。ご興味を持ってくださった方はこちら)
→着物生活で失敗しがちなこと&対策
自慢ではないですが、京都にいる間から数えると、私は結構なことで、
様々な履物を履かせてもらいました。
おこぼから、上草履、利休下駄に、さんさ、スクエア草履にカレンブロッソ…
今ではあまり見かけないようなものもあります。
変な話、10代の頃は「なんでも良かった」というより、痛いも何も気が付かなかったのですが。
あまのやにお嫁に来てからというもの、こんなに履いていて楽な草履が存在するのかと、驚きました。
今回、そんな私の個人的な感想と、メリットデメリットをお伝えしていきたいと思います。
その前に、まずあらかじめ知っておいていただきたいのは、
本来の正しい草履の履き方です。
草履は つっかけて履く のが基本です。
海やプールで履くようなビーチサンダルのように、奥までグッと入れてしまうと、鼻緒の形が崩れ、
また、かえって履きづらくなります。
(気を付けていても、段々と緩んできて、入るようになってきてしまうものです)
そんなことを言っても、履きなれていないときは「足が痛い」と感じるかもしれません。
足が痛いときの対処法は、後程詳しくご説明いたしますね!
それでは早速ご紹介!
※画像はイメージです
【メリット】
・リーズナブルな値段から上等なものまで、用途に合わせて選びやすい
・種類が多い
・つま先の方にかけて細くなっているタイプだと、足がシュッと細みに見える(気がする)
【デメリット】
・履きなれていない方は、痛く感じることがある
②綿入れ草履
※画像はイメージです
【メリット】
・長時間履いていても疲れにくい
・オリジナルを作りやすい
【デメリット】
・ひとつひとつ職人さん(日本に数えるほどしかいない)の手作りなので、
お値段も良い
③カレンブロッソ(オーソドックスなタイプ)
※画像はイメージです
【メリット】
・少々地面が濡れていても耐えうるゴム製
・スニーカーのように履きやすい
【デメリット】
・高さがあるので、石畳など足元が安定していないと、足をひねりやすい
(今は種類によって、底の低いタイプもある模様)
・鼻緒のすげ替えが出来ない
(こちらも種類によって、すげ替えが出来るタイプもある)
④利休下駄、さんさ(雨用のカバーが付いた下駄)
【メリット】
・1つあるととっても粋
・利休下駄は歩いた時の音が楽しめる
【デメリット】
・今あまり見かけない
・歩いているうちに、カバーが取れそうになることがある
⑤雨草履
※画像はイメージです
【メリット】
・底がゴム製なので、道が濡れていても底がボコボコにならない
・歩きやすい
・つま先にカバーがあるので、雨に濡れにくい
【デメリット】
・晴れている時に履き続けていると、蒸れやすい
・カバーの掃除がしにくい
~番外編~
おこぼ
【メリット】
・いかにも舞妓はんらしい、可愛さ
・お姉さんになると鼻緒の色をピンクや緑、青にできる
・こぼこぼ、という雅な音がする
【デメリット】
・桐で出来ているので、水にぬれるとシミになる(めちゃくちゃ叱られる&後悔する)
・じゅうたんの上を歩くと木片が出る(じゅうたんのお席では、草履で伺っていました)
上草履(楽屋で履く室内草履)
【メリット】
・履きやすく脱ぎやすい
・名入れでオツ
・軽いので持ち運びがしやすい
【デメリット】
・外では履けない
・よく履きならした上草履は結構すべる
鼻緒の緩め方をご紹介いたします。
気を付けていただきたいのは、様子を見ながら緩めるということ。
先程もお伝えしたように、緩めすぎるとかえって履きづらくなることがあります!
①片手で草履を持ち上げるように下から持ち、もう一方の手で鼻緒を
人差し指と中指の間に入れ、手の甲を盛り上げるようにギュッと押し上げていく
②鼻緒を左右に軽く引っ張る
以上です!簡単でしょう?間違っても鼻緒や、つぼの部分をグリグリとねじったり、強引に
引っ張らないようにしてくださいね!あまり強く扱うと、破けてしまうのです~
いかがでしたでしょうか。
昔は、変わった草履が履きたくて履きたくて…お母さんや姉さん方が履いてらした
細身でシュッとした草履に憧れて、早く大人になりたかった私です。
今はお洒落でいたいけど、楽に履きたい!と思います。あまのやには、女将さん&社長が厳選した
素敵なお草履があります!ぜひご覧くださいませ~♪
その他、草履の収納・お手入れ方法はこちら、また、女将厳選のオススメ和装小物はこちら!
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*コーディネートもよろしければご覧ください♪
季節に応じた着物コーディネートをご紹介中↓
→ あまのや二十四節気着物コーディネート
*商品については、あまのやにお問合せください
おしゃれは足元から…とはよく言いますが、それ以上に足が痛いと何も楽しめませんよね。
私の経験上、着物において、足袋選びと草履選びは本当に大切だと、今になってつくづく感じます。
先日、分かっていたのに合わない足袋を履いて、1日えらい目にあいました~涙
(数々の失敗から学んだことをちょこっと記事にしてみました。ご興味を持ってくださった方はこちら)
→着物生活で失敗しがちなこと&対策
自慢ではないですが、京都にいる間から数えると、私は結構なことで、
様々な履物を履かせてもらいました。
おこぼから、上草履、利休下駄に、さんさ、スクエア草履にカレンブロッソ…
今ではあまり見かけないようなものもあります。
変な話、10代の頃は「なんでも良かった」というより、痛いも何も気が付かなかったのですが。
あまのやにお嫁に来てからというもの、こんなに履いていて楽な草履が存在するのかと、驚きました。
今回、そんな私の個人的な感想と、メリットデメリットをお伝えしていきたいと思います。
正しい草履の履き方とは?
その前に、まずあらかじめ知っておいていただきたいのは、
本来の正しい草履の履き方です。
草履は つっかけて履く のが基本です。
海やプールで履くようなビーチサンダルのように、奥までグッと入れてしまうと、鼻緒の形が崩れ、
また、かえって履きづらくなります。
(気を付けていても、段々と緩んできて、入るようになってきてしまうものです)
そんなことを言っても、履きなれていないときは「足が痛い」と感じるかもしれません。
足が痛いときの対処法は、後程詳しくご説明いたしますね!
それでは早速ご紹介!
種類別 草履のメリットデメリット
①一般的なエナメル草履※画像はイメージです
【メリット】
・リーズナブルな値段から上等なものまで、用途に合わせて選びやすい
・種類が多い
・つま先の方にかけて細くなっているタイプだと、足がシュッと細みに見える(気がする)
【デメリット】
・履きなれていない方は、痛く感じることがある
②綿入れ草履
※画像はイメージです
【メリット】
・長時間履いていても疲れにくい
・オリジナルを作りやすい
【デメリット】
・ひとつひとつ職人さん(日本に数えるほどしかいない)の手作りなので、
お値段も良い
③カレンブロッソ(オーソドックスなタイプ)
※画像はイメージです
【メリット】
・少々地面が濡れていても耐えうるゴム製
・スニーカーのように履きやすい
【デメリット】
・高さがあるので、石畳など足元が安定していないと、足をひねりやすい
(今は種類によって、底の低いタイプもある模様)
・鼻緒のすげ替えが出来ない
(こちらも種類によって、すげ替えが出来るタイプもある)
④利休下駄、さんさ(雨用のカバーが付いた下駄)
【メリット】
・1つあるととっても粋
・利休下駄は歩いた時の音が楽しめる
【デメリット】
・今あまり見かけない
・歩いているうちに、カバーが取れそうになることがある
⑤雨草履
※画像はイメージです
【メリット】
・底がゴム製なので、道が濡れていても底がボコボコにならない
・歩きやすい
・つま先にカバーがあるので、雨に濡れにくい
【デメリット】
・晴れている時に履き続けていると、蒸れやすい
・カバーの掃除がしにくい
~番外編~
おこぼ
【メリット】
・いかにも舞妓はんらしい、可愛さ
・お姉さんになると鼻緒の色をピンクや緑、青にできる
・こぼこぼ、という雅な音がする
【デメリット】
・桐で出来ているので、水にぬれるとシミになる(めちゃくちゃ叱られる&後悔する)
・じゅうたんの上を歩くと木片が出る(じゅうたんのお席では、草履で伺っていました)
上草履(楽屋で履く室内草履)
【メリット】
・履きやすく脱ぎやすい
・名入れでオツ
・軽いので持ち運びがしやすい
【デメリット】
・外では履けない
・よく履きならした上草履は結構すべる
「足が痛い」時の鼻緒の緩め方
振袖を着た時の立ち居振る舞い講座でもお伝えしているのですが、覚えておくと便利な鼻緒の緩め方をご紹介いたします。
気を付けていただきたいのは、様子を見ながら緩めるということ。
先程もお伝えしたように、緩めすぎるとかえって履きづらくなることがあります!
①片手で草履を持ち上げるように下から持ち、もう一方の手で鼻緒を
人差し指と中指の間に入れ、手の甲を盛り上げるようにギュッと押し上げていく
②鼻緒を左右に軽く引っ張る
以上です!簡単でしょう?間違っても鼻緒や、つぼの部分をグリグリとねじったり、強引に
引っ張らないようにしてくださいね!あまり強く扱うと、破けてしまうのです~
いかがでしたでしょうか。
昔は、変わった草履が履きたくて履きたくて…お母さんや姉さん方が履いてらした
細身でシュッとした草履に憧れて、早く大人になりたかった私です。
今はお洒落でいたいけど、楽に履きたい!と思います。あまのやには、女将さん&社長が厳選した
素敵なお草履があります!ぜひご覧くださいませ~♪
その他、草履の収納・お手入れ方法はこちら、また、女将厳選のオススメ和装小物はこちら!
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*コーディネートもよろしければご覧ください♪
季節に応じた着物コーディネートをご紹介中↓
→ あまのや二十四節気着物コーディネート
*商品については、あまのやにお問合せください
→ お電話:0285‐22‐0062
*きもの初心者さん向けに、ちょっとしたお悩み相談コラムです。
ぜひ、こちらもご覧ください!
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