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あまのや着物コラム

半衿とは?何のために付けるの??
2021年11月01日

半衿とは?何のために付けるの??

 

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こんにちは、あまのやの古島です。

 

前回、重ね衿についてご紹介いたしましたが、着物には必ず必要になる「衿」がもう一つあります。

 

 

それは、

 

「半衿(はんえり)」

 

 

半衿は着物を着るときの必須アイテムです!!

 

 

着物離れが進み、着物の名称や使い方が分からない方も多く、半衿と重ね衿が混合してしまったり、そもそも半衿って何?!と思われる方も多くいらっしゃいます。

 

半衿には重要な役割がありますので、今回は、「半衿」について詳しくご紹介してまいりたいと思います。

前回の重ね衿の記事はこちらです。
   ↓  ↓  ↓
重ね衿とは?いつ使うの??

 半衿とは

半衿とは、着物の下に着る下着「長襦袢(ながじゅばん)」に付ける衿のことです。

 

まずは長襦袢がどういうものなのかからご紹介いたしますね。

長襦袢とは、肌着を付けたあとに着るモノで、洋服で言えばインナーに少し似ていますかね。

長襦袢を着る意味として、着物に汚れが付かないようにする為に保護する大切な役割があります。

「地衿(じえり)」という長襦袢本体に衿が付いていますが、そこに汚れが付かないように付け替えられる衿を付けています。

衿元は、お化粧や皮脂などで汚れやすい部分でありますので、汚れたら半衿だけ取り換えられるようにしたのです。

着物の衿の半分の長さであることから「半衿」と呼ばれています。

 

 半衿の素材

塩瀬(しおぜ)

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塩瀬(白塩瀬羽二重)は、袷の季節(10月頃から5月末頃)に用いる代表的なものになります。

密に張った経糸に太い緯糸を打ち込んであるため、横畝(よこうね)に特徴があります。

振袖やと留袖、訪問着などの様々な着物に合わせて、着物のコーディネートを楽しめるのがポイントです。

また、正装だけでなく、小紋や紬、お召し、木綿などの単衣仕立ての着物でも幅広く合わせられます。

 

絽(ろ)

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絽は、6月から9月中旬頃まで着用する「夏の半衿」となります。

隙間のある織り方が特徴で、涼感のある雰囲気が夏の素材として爽やかなイメージの半衿になります。

裏地のない単衣仕立ての着物には、素材に関係なく合わせやすい素材です。

 

麻絽(あさろ)

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盛夏(7月8月)の代表的な半衿は「麻絽」になります。

見た目の涼しさはもちろんのこと、着ている方にも麻縮み特有のヒヤッとした感覚が味わえるのが魅力です。

 

縮緬(ちりめん)・絽縮緬(ろちりめん)

地厚でボリュームがあるので、縮緬は冬の寒い季節(11月頃から2月頃)に合う半衿の素材といえます。

紬などの着物にもコーディネートがしやすい半衿にです。

 

縮緬が冬向きの素材であるのに対し、絽縮緬は、特に6月や9月などに使われることの多い素材です。

さらりとした質感が特徴です。

単衣の着物に合わせることが多く、小紋や織物など、どちらにも合わせられるオシャレな半衿です。

 

 半衿の種類と合わせ方

色々な種類の半衿があり、目的やコーディネートに応じて選ぶことができます。

半衿は「白」と「色物」に分けられます。

白の半衿は、振袖・留袖・訪問着のフォーマルな着物に使用される基本のスタイルです。

正式な場所には「白」の半衿がオススメです♪

 

黒留袖・色留袖

白を基本とし、白地ベースに白・金糸・銀糸の刺繍があるものもOK

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振袖

白、白地に刺繍、色物に刺繍、ビーズ、レース

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訪問着・付下げ・色無地

白、白地に刺繍、色物に刺繍

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小紋・紬

白地や色物、色物に刺繍・柄、ビーズ

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 半衿の衣替え

半衿にも衣替えがあるのをご存じですか?

上記にも記したように、絽の素材があり、半衿も夏と夏以外を使い分けることが定着しています。

 

だいたい袷(10月から5月)、単衣(69月)、盛夏(78月)に分けられます。

素材に詳しくなくても、感触や見た目の感覚で大丈夫ですよ♪

 

袷:温かみ、厚み、ふっくら感

単衣:すっきり

盛夏:透け感、涼しげ

 

また、レースの半衿やビーズの半衿があるのをご存じですか?

 

レースの半衿は季節を問わないので通年OKです!

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ビーズの半衿は肌に触れるとひんやりするので、夏用かと思いきや通年OKです!

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ビーズはファンデーションなど汚れが付きにくくお手入れしやすい半衿です。
ただ、塩瀬や刺繍半衿よりだいぶ重いのです…

 

 まとめ

半衿に付いてご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?

 

長襦袢に縫い付けて衿元をすっきりと見せるのが半衿です。

着物や長襦袢が汚れるのを防ぐ役割があります。

また、よく言われるのが、白の塩瀬の半衿には、顔回りを明るく見せてくれる効果もあります♪
レフ効果ってやつですね!

 

礼装用は、基本、白ですが、半衿は個性を出しつつ、さりげなくオシャレできるアイテムです。

色や刺繍などデザインされた半衿を楽しむことも、着物の魅力の一つです。

そして、季節に合わせて半衿も衣替えしてみましょう!!

 

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かわいらしい半衿は見ているだけでも気分が上がりますよね♪

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 こちらはクリスマスの半衿です。
期間限定にはなりますが、こういった季節物を取り入れるのも、着物好きならではのこだわりと言えます!
着物のコーディネートの幅が広がりますよ♪


着物に関してご不明な点などございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

 

着物の最も大きな楽しみはコーディネートだったりします。
自分らしさを表現しながら着物ライフをステキにお過ごしくださいね。



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