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栃木県小山市、栃木市、下野市、野木町、茨城県結城市、古河市の地域を中心に着物や帯、和装小物をお洒落に使いたいお客様にご利用いただいております、着物専門店「あまのや」です。

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あまのや若女将ただいま修業中!
着物を着た時に、知らずに焼けているあの部分!?
2020年06月17日
こんにちは!小山のあまのや若女将、天野愛繪です!

梅雨の間の晴れ間の日差し、私にとっては有難くもあり、ドキドキする時でもあります。
というのも、紫外線は、五月から強く降り注いでいるのです。真夏だけではないのですね
いいお天気は大好きだけれど、紫外線は怖いです…

なぜこんなに恐れているかと言いますと、京都時代に遡ります。
京都の舞妓さんの正装は、白塗りなのですが、よーく見ると実は全て白いわけではなく
生え際やもみあげは自然にぼかし、うなじは2本足に綺麗に形どります。
↓↓↓
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するとどうでしょう。お肌が焼けていればいるほど、白黒がはっきりしてしまうのです!!!
そして若干、白粉もグレー味が増します…
お、恐ろしい…昔はよく「色の白いは七難隠す」と発破をかけられていたので
慌てて私は、夢中で日光を防ぎ続けました…まるで吸血鬼のように!笑

そんなこともあり、芸舞妓さんは、早い時期から日傘や日焼け止めを欠かしません。
(舞妓さんの場合、日本髪に熱に弱い、鬢付け油を使っているので、崩れないように、ということもあります)
さてもう、答えが出てしまいましたね。

そうですあの部分とは…「うなじ」です。
お洋服では、自然とカバー出来ている「うなじ」が、着物は衿を抜くので、どうしても無防備になってしまいます。
ですが、顔のように日焼け止めやお化粧をすることは難しい…

こういう時に便利なのが「日傘」です。
前回から「日傘、日傘!」と推しておりますが、本当に日傘は便利な代物です。
舞妓さん時代は、鮮やかな紙の日傘を使っていましたが、今は素敵な日傘がたくさんありますね!

それでも、つい子育て中や急いでいる時など、ついうっかりしてしまうこともありますよね。
私も随分焼けてしまいました…んー、何かほかに言い方は無いのだろうか……太陽に愛されました?(苦しい)


そういう時はこっそり、うなじにハンカチを置いてみたり笑 こうなるとお遊びですが。
最後に、何が伝えたかったのかというと
日傘も1つのおしゃれアイテムとして、考えていただきたい

つまり、何より大切なのは、着物を楽しく着てもらいたい!ということ。

私は
「着物は見ている人は涼しげだけど、実際着ると暑いんでしょう?」とか
「着物は着るのが大変そう」
「周りの人がどう思うか、着物を着るのがちょっと怖い」

というご不安を、少しでも無くしてみたいのです。
かつて日常着であった着物、なので実は着物を着ていても、ある程度なんでも出来てしまいます。(お昼寝だって笑)
着物を着る方法も、どんどん簡単になっていっています。

あまのやでは、ゴムで出来ているきものベルト2本で着物が着られますし、帯も切らずに、結ばず、前で形を作って回すだけ!
ですから、これから私もお勉強させてもらいながら、ありのまま、試したこと、教えてもらったことを
コツコツと、ブログに書いていってみようと思っています。

女将さんいわく「融通が利くところが、着物のいいところ」

さーて、頑張るぞ~!!!

ここまで読んでくださってありがとうございました。次回もどうかよろしくお願いします~♪






タグ: きもの生活  京都  日傘