地域・社会とのつながり

地域の皆様や社会のご理解・ご協力があってこそ、あまのやは創業以来190余年も商いを続けてくることができました。これからも地域・社会とともに歩んでいくために、日本文化を維持・伝承ができるよう、私たちが貢献できる活動にも取り組んでいます。

桑の苗木植樹プロジェクト

日本のきもの産業・文化を守る取り組みのひとつとして、桑の苗木の植樹を実施しています。

着物に使用される絹は蚕が作る繭から糸を作っていきます。そのため、絹をつくるためには桑が必要であり、桑とともに蚕を育て、繭を収穫することから始まります。

着物1着分に必要な繭は50キロと言われます。繭は1つあたり1グラム程度ですので、約5000この繭が必要となってきます。

あまのやでは、微力ではありますが国産正絹の生産を守るため、毎年、京都、群馬の桑畑に赴き、植樹活動を続けています。また、純国産絹を使用した最上級の着物や帯をお取り扱いすることで、着物産業や文化に貢献したいと取り組んでいます。

着物や着付けを次世代へ

日本の伝統文化の継承のため、近隣市町村の小学校や中学校において、着物や着付けについて紹介をしています。

和文化推進プロジェクト

日本の民族衣装である「きもの」。さまざまな年中行事や風習のなかで、茶道や踊りなどの文化とも深くつながっています。着物だけでなく、日本文化の魅力を次世代に伝えていくことは私たちの大切な使命のひとつと考え、和文化教室の先生たちとそれを習いたい方とをつなげられるような取り組みをしています。

誰でも着物が着られるように

「着物を着たい」そんな気持ちをお持ちの方にはできるだけ着物を着ていただきたい、そんな思いから、車いすの方向けの着付けもおこなっています。ご高齢の方はもちろん、障がいをお持ちの方にもご利用いただけるような環境づくりを行っています。