お出かけする状況や場所などにより、きものには「TPO」がある場合があります。

日常的にファッションとして着物を楽しむ場合は、自由に楽しんで着ていただいて構わないと思います。一方で、冠婚葬祭などにおいては、TPOがある場合があります。TPOは、ルールというよりも相手の心や装いに寄り添った着こなしを意味し、地域性や相手の方との関係で変わる場合もございます。

例えば、結婚式での新郎新婦の親族や仲人は「主催者の方と同じ喜びがあるけれど、当事者の方々にはとうてい及ばないので一歩引く」慎みの姿として準礼装を選ぶなど、装いの中で、相手への思いやりの気持ちを表現します。ご自身のお出かけの状況にはどういった装いがふさわしいのか、お悩みの際には、ぜひ「あまのや」にご相談ください。

着ていく場所別の装い

 黒留袖振袖喪服色留袖訪問着付下げ色無地小紋浴衣
結婚式
(既婚)
   
ホテルでの披露宴  
パーティー   
お見合い    
結納    
不祝儀       
入学式・卒業式     
七五三・お宮参り     
お茶会    
訪問    
観劇  
旅行     
お買い物    
街着・外出着    
ディナー   
ランチ      
初詣   

結婚式の装い

「紋」についてのご相談も、あまのやで承っております。

自分の立場ホテルやレストランでの 結婚式・披露宴「平服」でのカジュアルな結婚式
新郎新婦のお母さま五つ紋付黒留袖五つ紋付黒留袖
仲人五つ紋付黒留袖五つ紋付黒留袖
既婚の親類五つ紋付黒留袖
三つ紋または一つ紋付色留袖
訪問着
色留袖
訪問着
付下げ
紋付色無地
未婚の親類振袖
訪問着
訪問着
付下げ
紋付色無地
振袖(未婚の場合)
上司三つ紋または一つ紋付色留袖
訪問着
訪問着
付下げ
紋付色無地
友人・同僚訪問着
紋付色無地
振袖(未婚の場合)
織などのしゃれ訪問着
付下げ
小紋

季節、時期に合わせた装い

きもの

●袷:1月~5月、10月~12月
●単衣(染め・織り)、紗合せ:(5月/気温に準じて)~6月、9月
●絽、紗、紗紬などの透けるきもの:7月~8月
●麻:7月~8月

●袷用:1月~5月、10月~12月
●絽、絽つづれ:(5月/気温に準じて)~9月
●絽、紗:(5月/気温に準じて)~9月
●紗紬、生紬:(5月/気温に準じて)~9月
●麻:(6月/気温に準じて)~8月、(9月中旬くらいまで/気温に準じて)

長襦袢

●りんず、楊柳:1月~5月、10月~12月
●絽、紋紗:(5月/気温に準じて)~9月

帯あげ

●りんず、ちりめん:1月~5月、10月~12月
●絽、紗:(5月/気温に準じて)~9月

帯締め

●袷用:1月~5月、10月~12月
●レース組など:(5月/気温に準じて)~9月

半衿

●塩瀬:1月~5月、10月~12月
●絽塩瀬:(5月/気温に準じて)~9月

羽織、コート

●袷の羽織、コート:1月~4月、(5月中旬くらいまで/気温に準じて)、10月~12月
●紗、羅のコート:(5月/気温に準じて)~9月

バッグ、草履

●エナメルなどの皮革類:通年
●佐賀錦・帯地などの裂地類:5月、(6月~9月/気温に準じて)、10月~12月
●絽つづれ、夏用素材:(5月/気温に準じて)、6月~9月

きものに必要な小物

きものを着るときに必要な小物をご案内します。

長襦袢

ピンクや水色のぼかし系は、訪問着、色無地、江戸小紋などフォーマルに。カジュアルな小紋や紬の襦袢で楽しんでください。

足袋

色は礼装にも普段着にも使うことのできる白がおすすめです。

草履

最初の一足はどんなきものにも合わせやすい白っぽい無地のタイプがおすすめです。エナメル素材はどんなきものにも合わせられます。

腰紐

きものの着付けに使う布製の細い紐です。総ゴム製で、簡単に楽に着装できるものも取り扱っています。