【振袖・成人式】ちょこっと豆知識~成人式編~

こんにちは、あまのやの古島です。

タイトルにもあるように、もうすぐ成人式です。

成人を迎えるお嬢さま、ご家族の皆さま、誠におめでとうございます!

今年はコロナの影響で、成人式の中止や延期される自治体も増えてしまいましたね。

主催者のみなさまも、苦渋の決断のことと思いますが、延期された自治体においては無事に開催されることを祈りたいと思います。

成人の日に式はできないかもしれないけど、成人式は一生に一度の需要な節目です。
お嬢様、ご家族様にとって喜びもひとしおかと思います。

今回は、大切な日である成人式について、ちょこっとご紹介したいと思います!

どうぞお付き合いくださいませ。

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 成人式とは

まずは成人式についてです。

成人式とは、成人式を行う年度内に満20歳となる若者を、激励・祝福するための式とされています。

市もしくは中学時代の学区単位で開催されていますね。

現在、成人の日は一月の第二月曜日と制定されており、ほとんどの地区で、当日か前日の日曜日に成人式が行われています。

「人」と「成る」で成人、成人とは心身が十分に成長した人のことを指します。
一人前の大人として社会的にも認知されます。

成人式で祝福される若者は「新成人」と呼ばれ、中学校卒業以来の再会という新成人も多く、懐かしい顔ぶれに同窓会のような雰囲気になります♪

久しぶりに会う友人との再会は嬉しいものですよね!

そして、成人式は日本だけのイベントのようです。

民族衣装を身に着け行事に参加する様子は、海外からも大きな注目を浴びています!

 成人式の由来

 成人式を祝う儀式は奈良時代からあったとされています。

数え年で12~16歳になると、武家の男子は元服(げんぷく)、公家の女子は裳着(もぎ)と呼ばれる成人の儀式を行いました。

いわゆる通過儀礼です。

現在のスタイルになったのは、戦後開催された「青年祭り」が原点だとされています。

「青年祭り」とは、敗戦により多くの人が絶望し、気力が失われていたなか、これからの時代を担う青年たちに明るい希望を持たせ励ますため、1964年11月22日に埼玉県蕨市で開催されました。(諸説あり)

その青年祭りのプログラムとして行われた「成年式」が全国に広がり、1949年の1月15日が「成人の日」と制定されました。

蕨市では今でも「成年式」と呼んでいるそうですよ。
 

 振袖の起源

 成人式と言えば、振袖を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ではなぜ、成人式に振袖を着るようになったのかご存じですか?

振袖はもともとは子ども用の小袖でした。
振り八ツ口と言い、袖の身頃側の生地を縫わずに開けたままにしたものです。
袖が開いていることで風通しが良く、子どもの高い体温を逃がす役目を持っていました。
子どもの小袖なので、女子だけでなく男子も振袖を着ていました。

そして子どもの小袖だった振袖は、江戸時代になると未婚の女性が着る礼装となりました。

 成人式に振袖を着る意味

振袖は江戸時代に、袖丈がどんどん長くなります。

袖丈が長いと所作が美しいことや、袖を振ることで男性の気を引けるなどの、いくつかの理由があったようです。

日本では、感情を袖で表す風習があり、女性から思いを伝えることがタブーとされていた時代、江戸の踊り子たちは袖を振ることで愛情を、袖にすがることで哀れみを表現していたといわれています。

男性の求婚に対し「好き」と伝えるときは袂(たもと)を左右に、「嫌い」と伝えるときは袂を前後に振っていたそうです。

こういったサインを、未婚の女性たちが真似し流行しました。

既婚女性は袖を振る必要がないことから、振袖は未婚女性のものという意味もあるわけです。

現在でも恋愛関係で「振る」「振られる」という言葉が使われるのはここに由来しています。

また、古来より「振る」というしぐさには神様を呼び寄せる、厄を払う、場を清めるなどの力があるとされていることから、成人式や結婚式の日に振袖を着ることは、人生の門出に身を清めるという意味を持つようになりました。

ちなみに…
女性の18歳(数え19歳)は厄年です。
「長い物には巻かれろ」という言葉があるように、長寿を思う願いを込めて、日本では昔から長いものを贈る習慣があります。
ですので、「(振る・袖で)厄を振る」といった願いを込め、縁起の良い意味がある振袖を着ること(前撮り等)をオススメしています♪

振袖を着るということは、子どもが大人になる通過儀礼のひとつで、着物や髪形を変えることで、目に見える形で成長を祝い、同時に大人になる自覚をうながす意味があります。

第一礼装で改まった席にのぞむことで、大人になった自覚が持てますよね。

親に成長の報告と感謝の気持ちを伝えたり、一生に一度の成人式を大事な節目と思う気持ちが、振袖を着るという習慣に繋がったようです。

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 まとめ

成人式の由来や振袖の意味をご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?

成人式に参加される女の子のほとんどが振袖で、多くの方は「成人式と言えば振袖!」と何気なく着ていると思います。

2021年成人式はコロナの影響で中止や延期というところもあり、改めて「成人式」や「振袖」について考えてみるのも良い機会ではないかと思いました。

成人式は式だけではなく、成人式までの出来事ひとつひとつに意味があり、家族の絆がより深まるときです。

「家族の記念日」

振袖選びから、ご家族皆さまのかけがえのない思い出になりますように…

ステキな成人式をお迎えくださいませ。

一人でも多く着物ファンが増えることを祈って…

最後までお読みいただきありがとうございました。

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