美しすぎる職人技術003

今日の朝刊に折り込みチラシが入りました。
小山市近隣のお客様はご覧くださいましたか?
乃木坂46の白石麻衣さんが表紙です。やっぱ美人です!

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あまのやのチラシの時には最近は必ずと言っていいほど、この方が写っています。

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誰かというと、京都で悉皆(しっかい)業をしている山忠の屋名池(やないけ)さんです。
悉皆(しっかい)とは、「ことごとくすべて」という意味、
つまりは呉服屋においては、お手入れからお直しまで何でもできる
陰でこの業界を支えていただいている大事なお仕事をなさっている方々です。

例えば、ピンクの着物をもうピンクは着られないなと思ったら、
シックなこげ茶の着物に変えられるんですね。
下の画像は白地の着物を地色を変えて、柄も補正しています。

他にもこんなことができます。

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すごくないですか?

着物は大事に着たら、本当に長く着られます。
妻が着ている着物は母と祖母のものがほとんどですが、
長く着られるのも、素材の良さもありますが、
このような技術が着物を長生きさせてくださるのです。

技術と一言でいうと簡単ですが、
生地の特性・染めの方法・仕立て方・汚れの状況…
これらを目の前で判断して、
これは直した方がいい、これはお手入れだけしておいたらいいなどと
的確にアドバイスするのは、なかなかできないと思っています。

屋名池さんは、以前着物を染めていたこともあって、
この生地はどのように発色するかなど非常に詳しい方です。
また、非常に人の良い性格をしています。

知識、経験、技術、そして何よりもお客様の着物への想いを汲む心、
そういう総合力の結晶ってすごい美しい!!

おかげさまでリピーターの方が絶えずにいらっしゃいます。
お手入れでも、正直普通のお手入れより値段も良いのですが、
出来上がりが良いので、お客様が増えている状況です。
お昼を食べる余裕もなかったりします。

最近多いのは、タンスに入っているきものの診断で、
これから着物を着てみようという方は、
今ある着物の整理から始める方が多くいらっしゃいます。

なので、タンス整理の意味でも、ご自宅のタンスを開けてみてはいかがでしょうか?
屋名池さんに会えるのは、24日の月曜までです。

着物も生き物なので、たまには外の空気を吸わせてあげてくださいね!