今日、2月19日は、雨水(うすい)です。
空から降ってくるものが、真っ白な雪から雨に変わり、雪が溶け始める頃。
今年は、暖冬、暖冬といわれながらも、ここ2週間くらいで、何度か白い雪も目にしましたね。
今年は例年より早く花粉の飛散も始まったという、嬉しいような悲しいようなニュースもありましたので、ここからは本格的に春が近づいてくるのでしょうか。
さて、そんな季節にご紹介するコーディネートは、白鷹山ぜんまい糸使用の紬の着物と、鮮やかな彩りの紅型です。
もともとは、春に山菜として収穫したぜんまいから、綿を取り、丁寧にごみや汚れを取り除いて、夜なべに紡いだ糸を使って織られていたと言われる紬です。
ぜんまいの綿毛は、保湿性や防水性に優れており、加えて、カビ除けや、虫よけの効果もあると言われています。
そのため、大変丈夫な反物ができあがり、色があせても、裏に返して仕立て直しをしたり、親から子へと受け継ぎながら、着ていくことができるそうです。
現在では、その希少性もあり、着物通好みとして、愛される紬。
実際に手にしてみると、横節が素朴で味わいのある、独特の雰囲気に目と心が奪われてしまうのも、しょうがない気がします(笑)
そこに合わせた帯は、知念紅型研究所の知念貞夫さんの「本場琉球びんがた」の帯です。
クールな印象の、すっと流れる細長い月桃の葉。そして、丸みを帯びた、キュートで可愛らしいお花。
それを彩る、鮮やかで目を惹く青と、赤味がかった紫、そして、アクセントの黄色。
沖縄の独特の風土が生み出した、紅型特有の、強い日差しに映えるビビットな色使いに、パッと目を惹きつけられます。
この帯を作られた、知念貞夫さんは、紅型宗家として、日本工芸会の正会員として産地をリードされてきた作家の先生。
多くの人を魅了し、紅型ブームを作った立役者であった、知念貞夫さんの手仕事の美しさは、この帯を見ていただければ感じ取っていただけるものと確信しています。
素朴な着物の力強さに、紅型の着物の華やかさが加わったコーディネート。
ほかの人とは違った、粋な自分なりの着こなし。
春の日差しの下、こんな着物を身にまとい、気のおけない友人たちと一緒にお出かけしてみませんか?
~あまのやスタイル~
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