【栃木県小山市の着付教室】着物は着ることが最大の虫干し！

投稿日 2020年9月20日
更新日 2024年3月25日
著者 amanoya
カテゴリーあまのや着物コラム

着物の保管でやってしまった失敗談

こんにちは、あまのやの古島です。

今回は、着物の保管でやってしまった体験談などをもとに少しお話しさせていただければと思います。
私の独り言だと思ってお付き合いくださいませ。

みなさんは最後にお着物をお召しになられた日を覚えていらっしゃいますか？？
最近という方もいらっしゃれば、もう何年も・・・という方もいらっしゃるでしょう。

虫干しなど着物の点検をされていますでしょうか。
もしかしたら、タンスの中に眠りっぱなしになっている方もいるかもしれません。

お嫁入り道具として揃えてもらったという方も多いかと思います。
しかし、着る機会がないと和ダンスにも近寄らなかったりしますよね。

私もそうでした・・・
以前は呉服店に勤務しており、着物が好きという事もありましたし、着る機会も多かったので、同世代の方に比べたら着物を持っている方だと思います。
退社したのが８年前。桐ダンスにしまってあるという安心感もあり、そのまま・・・
その間、着物を着たのは３回。
訪問着（子供のお宮参りで2回）と喪服です。

訪問着は退社してまだ数年しかたっていなかったので、そこまでカビ等の心配はしていませんでしたが、喪服は心配でした。

いざ着付の準備のためタンスを開けるとき思うのが、カビてないかな・・・

おかげさまで喪服も問題なく着ることができましたが、「虫干ししなきゃ」と頭ではわかっているのですが、いろいろ言い訳にして結局やらずじまい・・・

勤務時代、「カビがはえちゃって・・・」と大切なお着物をお持ちになられた方を何名もみてきました。
着物クリーニングでカビ取りは範囲にもよりますが結構お値段するんですよね。

そしてこの度、あまのや着方教室へ復帰することになり、かなり久しぶりにタンスを開けてみました。

たとう紙をめくってみたところ平気そう・・・

広げて唖然…カビてました

しかし当日、着物をひろげて愕然・・・二つ折りしている内側にカビが・・・（左袖・衿・身頃付近）
お気に入りの紬でしたのでショックでした・・・

たとう紙をめくるだけでは分からなかったのです。

あー・・・やってしまった・・・と後悔・・・

「虫干ししておけば・・・他の着物は？」頭の中がグルグル・・・

他の着物や帯は無事でしたので、桐ダンスのお陰かもしれません。
ただカビ菌はうつる可能性はあるので、これから虫干しは必須です。

虫干しは着物に限らず、洋服や本でもやった方が良いです！！

これも体験談なのですが、革製のコート・・・少々お値段が高かったので普段着としてではなく、フォーマル用として捉えていたのですが、そんな時はほぼほぼなく・・・しまいっきりに・・・
いざ着ようと思ったとき、カビがはえていた始末・・・
こんなことなら、普段着として着るべきだったなと。

着ることが最大の虫干し

これはホントにそうですよね！！
着ることでタンスを開けますし、しまいっきりが良くないんです。

着物は置いておいたら本当にオキモノになってしまいます（笑）

「着る機会がないから・・・」とおっしゃらないでください・・・

着る機会は作りましょう！！！

着物でランチ・・・
着物で歌舞伎・・・
着物でデート・・・などなど

想像してみて下さい。
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きっとステキな自分を想像したはずです！！

道行く人に「ステキですね！」と声をかけられ、ある時は海外の方に写真をお願いされたり！！
これって着物だからですよね！

着物の魅力とは

着物は着ることで自分の意識がかなり変わります。外見の美しさはもちろん、内面からも和の心を引き出してくれるということです。
なにより着物は注目されますよね！周りの方々を楽しませてくれたりもします。
コーディネートひとつで雰囲気もかなりかわります。
そして流行が少なく、体型が多少変わっても大丈夫なところも着物ならではです。