【栃木・小山市】祇園祭 「アンゴステンノウ」ってなぁに?
~令和神輿初渡御(れいわみこしはつとぎょ)!~
こんにちは!あまのやの齋藤です。
夏祭りの時期が近づいて来ました。
太鼓の音やお囃子の音を想像しただけで ワクワクウキウキ♪♪
心が弾みますね!!
お祭りは日常生活から離れ、特別なひとときを過ごすことが出来ます。
そしてなにより地域の文化や伝統を感じることができる素晴らしいイベントです。
お祭りを行うのはなぜ?
日本人は、農耕民族として自然とともに暮らして来ました。
すべてのものに神が宿っていると考えられその農耕の習慣が五穀豊穣、収穫感謝祭、無病息災を祈願する祭りや祭祀、厄除けなど様々な形で今日に至っています。
そして、花火は、魂の鎮魂(ちんこん:魂を鎮める(しずめる)こと)のためや悪病退散などを祈って打ち上げられたものが、今日の花火大会として地元の人たちの思いが込められています。
このように全国各地で、ともに歩んで行くために様々なお祭りが行われています。
小山市でも花火大会など様々なお祭りがあります。
そんなお祭りの一つに、須賀神社の例大祭「祇園まつり」が7月に行われます。
祇園祭とは?
祇園祭は、貞観(じょうがん)11年に、京都で疫病が流行した時に八坂神社の神輿を担ぎ病魔退散を祈願したことに始まりました。そして、無病息災を願う庶民の祭りに発展し現在に至っています。
祇園祭と聞くと一番に京都の祇園祭を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
千年以上の歴史を持ち、日本三大祭の一つとしてとても有名ですね。
小山祇園祭
京都の八坂神社より分霊を迎えまつられている須賀神社の祇園祭で「下野国誌(しもつけこくし)」に当国第一の祇園会なりと記され、伝統ある一大祭礼です。今日まで祇園祭の主役として担がれてきた総重量2トンの大神輿(おおみこし)は140年以上に渡り郷土の平安と無病息災を祈り親しまれてきました。が、神輿の重さに行く先を見据え、「令和神輿(れいわみこし)」 と名付け新たに生まれ変わりました。
今年は、その令和神輿の初渡御(はつとぎょ)になります。
とても楽しみですね!!
須賀神社とは?
天慶(てんぎょう)3年(940年)に、藤原秀郷公が京都の八坂神社より御分霊を迎えて祀り創建しました。
小山市の中心部に心安らぐ鎮守の森として、厳かな佇まいで地域の人々を結びつけています。
キミョーチョーライ(帰命頂礼)
神輿を担ぐときに大きな声で「須賀神社キミョーチョーライ」と言います。これは須賀神社に身命をささげてお仕えいたします。
そして、担ぎ手が「ナン(南無)」と、自分たちも誠を捧げてお仕えしますと答えます。
アンゴステンノウ(南無牛頭天王)
須賀神社の神輿を担ぐとき、「アンゴステンノウ」と掛け声をします。この掛け声は須賀神社の神様の名前を唱えながら担ぎます。
「ナムゴズテンノウ」の掛け声が時の流れとともに「アンゴステンノウ」に変化し現在に至っています。
今年の須賀神社の例大祭“祇園祭“は4年ぶり
迫力満点の大神輿や女神輿の渡御が行われ、市内中心部(あまのやの通り)は歩行者天国になり、おはやし、よさこいパレードなど様々な催しものがあり多くの人で賑わいます。
開催日 2023年7月16日(日)15:00~
場 所 須賀神社、JR小山駅西口近辺、県道粟宮喜沢線の一部
*小山祇園祭では、7月14日~21日にかけて様々な神事が行われます。
神輿渡御が終わると、迫力満点の花火大会が待っています。
小山の夜を大輪の花が咲き誇ります♪♪
地域の文化と伝統を体感できる貴重な機会です。
歴史と伝統に包まれた祇園祭で小山の熱い夏を感じましょう。
是非、浴衣姿で思い出に残る素敵な時間を過ごしてくださいね!!
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