浴衣(ゆかた)を上手に着こなしたいなら♪-着る時に気をつけたい5つのポイント-

こんにちは、あまのやの古島です。
各地でお祭りなど開催される時期になってきましたね!

「あまのや」のある栃木県小山市では、夏の風物詩として「祇園祭」や「おやまサマーフェスティバル」が開催され、小山の花火は約20,000発打ち上げられステキに夜空を彩ります。
そして、夏祭り、花火大会など夏のイベントといえば、「浴衣(ゆかた)」で楽しむ方も多いはず♪
でも浴衣を着るのは1年ぶりという方や久々の浴衣で、着こなしなどに悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は浴衣を上手に着こなすポイントをご紹介いたします。

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**目次**

・浴衣の着付けに必要なモノとは
・浴衣を着る時に気を付けたい5つのポイントとは
・出先で浴衣が着崩れてしまった時は?
 ー裾が下がってきてしまった…
 ー衿元が着崩れてしまった…
 ー帯が下がってしまった…
・さいごに

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浴衣の着付けに必要なモノとは

浴衣を着る時には、浴衣や帯以外にも腰紐などの小物も必要になります。
どんなモノが必要なのか解説します!

浴衣

浴衣の素材は、綿やポリエステルが主流で、サイズはフリーサイズで販売されていることが多いです。
メーカーさんによっては、サイズ別モノもありますので、確認して選びましょう。

浴衣に合わせる帯は、幅の狭い半幅帯(はんはばおび)か、ふんわりとした印象の兵児帯を締めることが多いです。
浴衣と帯の合わせ方に決まりは無く、色々なアレンジをして自分らしさをアピールする方もいらっしゃいます♪

腰紐(こしひも)

腰紐とは浴衣や着物を着る時に、着崩れを防ぐために締める紐のことで、滑りにくく締めやすい素材のモノを選ぶと良いかと思います。

コーリンベルトor伊達締め(だてじめ)

コーリンベルトや伊達締めは、衿やおはしょりをきれいに整え着崩れ防止のために使います。
(おはしょりとは、身丈よりも長い部分を腰あたりでたくし上げた部分のこと)
コーリンベルトも伊達締めも無いようであれば、腰紐で代用できます。

帯板

帯板は、帯を締めた後に前部分に挟む板のことをいいます。
長時間着る時や帯のシワが気になる方は揃えておくと安心です!

浴衣用肌着・和装インナー

浴衣の下に浴衣用の肌着やインナーを付ける事で、汗で張り付いて着崩れするのを防止します。
また、淡い地色や薄手の浴衣は、透けてしまう可能性もあるので、着用することをおススメします。

バッグや下駄

浴衣の雰囲気に合ったバッグや下駄を用意しましょう。

浴衣を着る時に気を付けたい5つのポイントとは

1浴衣の着付けは「右前」がルール!

右前とは、着物を前で重ねるとき、右側を先にする着方で、相手からは、右側の衿が左側の衿よりも前に見えるように着ます。
衿に「右手が入る」ように着ると覚えると良いでしょう!

2浴衣の裾はくるぶしくらいがベスト!

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ふつうの着物よりも軽やかにする程度が良いです。
帯下が長くなり、足長に見える効果があります。

3衿合わせは喉元まで深めに合わせる

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バストトップを覆うように衿を深く合わせましょう。
このとき、背中心がズレないように気を付けます。

4.おはしょりの長さは帯の下線から人差指1本分!

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おはしょりの長さは、帯の下線から約5cmが目安です。
それ以上に長くなるようなら、腰紐の位置が低いのかもしれません。
腰紐はおへそのやや上、もしくはウエストあたりで結びます。
肌着の上にタオルなどの補整をして、腰紐の苦しさを軽減しましょう。

5.帯は少し高めにするとスタイルアップ効果も!

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帯の上線がアンダーバストのやや下にくるくらいがベストです。
帯を胸高に結ぶと後ろの帯も高くなり、足長効果もありますよ♪

出先で浴衣が着崩れてしまった時は?

裾が下がってきてしまった…

浴衣は大股で歩いたり、座り方に気をつけたりしないと裾の部分が着崩れてしまいます。
裾が下がってきてしまった時は、上前をめくり、下前の緩んで下がった浴衣を腰紐の中へ持ち上げます。
上前を戻し、おはしょりを持ち上げて緩んでしまった生地を上の方へ引っ張って持ち上げます。
もし腰紐が緩んでいるようであれば締め直します。
最後におはしょりがでこぼこしないように整えます。

衿元が着崩れてしまった…

衿元は、緩んで形が崩れてしまうなど最も着崩れがしやすいところです。
衿元が着崩れてしまった時は、左側の身八ツ口(左脇の下にある穴の部分)から左手を入れて右の衿とつながっている部分を左下に引っ張り帯の中に押し込みます。
次に、左衿の緩みを伸ばしながら、帯の下から衿の先を引き胸元の緩みをなくします。
背中の帯の下にあるおはしょりを引いてシワを伸ばします。

帯が下がってしまった…

帯が緩んでしまった時は、背中の帯の結び目の下にタオルやハンカチを入れて、帯結びを立ち上がらせます。

さいごに

涼しげでいつもと違う自分になれる浴衣ですが、実はこんなお声を良く耳にします。
「自分で着られない…」
「着るのが難しそう…」
「着付けがうまく出来ない…」
「自分で頑張って着ても着崩れてしまう…」
「帯がきつい…」

着崩れしないように自分でしっかりと着付けが出来るか不安ですよね…。

あまのや花笑着方教室では、夏に向けて「浴衣の着方講座-2024-」を開催いたします!

*浴衣を自分で着たいと思っている方
*浴衣デビューを考えている方
*ステキに着こなししたい方

あまのやはキレイな着姿を応援します♪

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簡単に分かりやすく説明いたしますので、初めての方でも浴衣の着付けをマスターできるはず!!

日程

6/21(金)6/29(土)7/15(月・祝)
10:30~12:30初級コース初級コース長尺半幅帯コース
14:00~16:00長尺半幅帯コース初級コース初級コース

長尺半幅帯についてはこちら↓
【半幅帯・小袋帯】小袋帯ってどんな帯ですか??

持ち物:浴衣と帯、小物類
参加費:初級コース500円、長尺半幅帯コース1,100円

昨年の浴衣講座の様子はこちら↓
【小山市・着付け】浴衣の着方と半巾帯の結び方とアレンジ ~浴衣の着方講座を開催しました~

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あまのやでは、色々な浴衣を取り揃えております。
和の装いを楽しみながらオシャレの幅を広げていきましょう!

夏祭りや花火大会という夏ならではのイベントには、ぜひ浴衣でお出かけしてみてください♪
着る機会の少ない浴衣だからこそ、新鮮で特別な思い出になることと思います!

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あまのや呉服店 Web編集部
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