【男性版】浴衣を格好良く着こなす8カ条!!

こんにちは、あまのやの古島です。
前回、浴衣(ゆかた)を上手に着こなしたいなら♪-着る時に気を付けたい5つのポイント-をご紹介させていただきました。
今回は【男性版】浴衣を格好良く着こなす8カ条をお伝えしようと思います!
ぜひ最後までご覧くださいませ。

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**目次**

浴衣を着る時に必要なモノ
浴衣(着物)を着る上で絶対に間違えられないルール
浴衣を格好良く着こなす8カ条!!
さいごに

浴衣を着る時に必要なモノ

浴衣に必要なモノを揃えましょう。

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浴衣

男性浴衣の素材は主に綿・麻・化繊(ポリエステルなど)の3種類です。
肌触りや浴衣の色・柄など、自分好みの浴衣を選びましょう!
また、男性の浴衣は女性の浴衣と違い、おはしょりがないので浴衣の長さが重要です。
身長に合ったサイズを選んでください。
帯を締めた時に、くるぶしより少し上になるようなサイズ感が良いですね♪

浴衣用の帯は角帯か兵児帯を使うのが一般的ですが、マジックテープで留めるだけのワンタッチ帯もあります。
どの帯を選ぶかによって結び方や雰囲気が変わりますので良く見て選んでくださいね!

腰紐

浴衣用に1本用意しましょう。

肌着

汗取りと透け防止のため着ることをオススメします。
衿元からシャツが見えないよう深めのⅤネックのシャツとステテコがあればOKです!
色の濃い肌着ですと、浴衣の上から透けて見える場合がありますので、白やグレーなど淡いモノにしましょう。

履物(雪駄・下駄)

浴衣に合わせるのは下駄が一般的ですが雪駄でも問題ありません。
履物にも色や柄がたくさんあるので、お好みのものを選びましょう。
「オシャレは足元から」というように、着姿の一部としてトータルコーディネートで楽しんでください♪

補整用のタオル

全ての方が必要というわけではありません。
やせ形の男性は帯が上がってしまい安定しないことがあります。
ウエストに巻いたり、帯を結び終わったあとにお腹の真ん中にタオルを入れたりして、帯をズレにくくさせます。

浴衣姿をより粋にするアイテム

浴衣を着る時に必須ではないですが、あると粋に見えるアイテムをご紹介します!

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巾着や信玄袋(しんげんぶくろ)

浴衣は、洋服のようにポケットがありません。
スマホや財布は、巾着や信玄袋(しんげんぶくろ)に入れましょう。
手軽に持ててオシャレな雰囲気をさらにアップしてくれますよ♪

扇子

夏の必需品「扇子」はいつでもどこでも涼がとれる便利なアイテム。
大き目のメンズサイズの扇子で小粋さをアップしちゃいましょう!

絶対に間違えられないルール

浴衣(着物)を着る上で絶対に間違えられないルールがあります。
それは、衿合わせは「右前」にすること!
「右前」とは、自分から見て右の衿が手前にあるということ。
右衿を先に合わせてから左衿を合わせましょう!
たまーに、花火大会などで左前に着ている方を見かけることがあります。
左前にしてしまうと、死装束つまり死んだ人の着せ方となってしまうので注意しましょう。

浴衣を格好良く着こなす8カ条!!

浴衣を着る上で「こなれ感」というのがポイントになってきます。
「こなれ感」とは、着られている感じがなく、自然で自分のモノとして着こなしていることを言います。
「こなれ感」が出せる8つのポイントを伝授します!

その1
衣紋(えもん)は抜かない

衣紋(えもん)とは、着物の着付け方の事で「衿の後ろの部分」のことをいいます。
女性の場合は、衣紋を抜きうなじを見せ女性の柔らかな魅力を出しますが、男性の場合は違います。
衿を首にピッタリと合わせ、凛々しく男らしさを強調します!
女性のように衣紋を抜いてしまうと、だらしなく見えてしまうので注意しましょう。

その2
胸元は詰め過ぎず開き過ぎず

男性が浴衣を格好良く着こなすためには、胸元にも注意が必要です。
開きすぎると品がなく、だらしない感じになってしまいます。
逆に詰め過ぎるのも暑苦しく野暮な感じがします。
シャツのボタンを1、2個開けるくらいの感覚で着てみましょう!

その3
裾広がりに注意

男性に限らず、女性の着物や浴衣も裾広がりは、野暮ったい印象を与えてしまいます。
しっかりと下半身に沿うように裾を決めることが大切です。
下半身はタイトにまとめて格好良く着こなしましょう!

その4
帯は腰に巻く(おへそより下)

帯を巻く位置は、おへそより下の位置に!
ベルト感覚でウエストあたりに巻くのではなく、腰骨あたりに巻きましょう。
「前下がり、後ろ上がり」気味に締めると帯が安定します。
もし、歩いたり動いたりして帯が上がってきてしまう場合は、両手の親指を帯の中に入れ、おへそ付近まで下げるようにすると見栄えが良くなります。
背中にある帯の結び目が、前の帯の位置よりも少し高めにあると、格好良い着姿になります♪

その5
帯の結び目は左右どちらかに

帯の結び目は、背中中央ではなく、左右どちらかに寄せて粋な感じに着こなしましょう!

その6
下駄や雪駄は少し小さめがベスト

男性に限らず女性もそうですが、履物のサイズ選びには注意が必要です。
靴やサンダルとは違い、履物から少しかかとを出して履くのが正しい履き方となります。
大きいサイズを履いてしまうと足元が野暮ったくなってしまいます。
下駄も雪駄も自分の足のサイズよりも少し小さめを履くようにしましょう。

その7
重たいものは袂(たもと/袖の中)には入れない

財布やスマホなど重みにあるものは、袂(たもと/袖の中)に入れないようにしましょう。
浴衣は裏地がなく形が崩れるおそれがあるのと、見栄えがあまり良くありません。
帯に挟む方もいらっしゃいますが、その場合は落とさないように十分気を付けてください!!
信玄袋や巾着があると便利ですよ♪

その8
姿勢を正す

姿勢が良くないと胸元が緩んできたり、裾が広がってきたりして着崩れの原因にもなってしまい、さらに格好良さも半減してしまいます。
しっかり背筋を伸ばして 「こなれ感」を出していきましょう♪

さいごに

【男性版】浴衣を格好良く着こなす8カ条!!をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
男性の浴衣姿も年々多くなってきている印象を受けます。
普段なかなか見られない浴衣姿は、大人の色気を感じますよね!
残念な着姿にならないように、格好良く着こなすポイントを意識して、自分らしいオシャレを楽しんでみてください♪

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