【栃木和文化ナビ】煎茶道を体験してきました!!
こんにちは、あまのやの古島です。
あまのやでは、地域振興の一環として、和文化に触れ、その良さをみなさまにお届けするという取り組みをしています。
今回は「煎茶道(せんちゃどう)」です。
煎茶道を体験してきましたので、その様子をご紹介いたしますね!
和のお稽古にご興味ある方はこちらをご覧くださいませ。
→栃木和文化ナビ
煎茶とは
まず、日本の代表的な伝統文化「茶道」には、「抹茶道」と「煎茶道」の二種類あります。
「茶道=抹茶」と思われている方も少なくないと思いますので、少しご説明しますね。
「抹茶道」とは、抹茶の粉をお湯で溶かしてシャカシャカして飲む形式の茶道で、みなさまもイメージしやすいですよね。
茶道(抹茶道)体験についてはこちらをご覧くださいませ。
それに対し、「煎茶道」とは、煎茶(葉茶)を急須で淹れる形式の茶道になります。
抹茶を用いる抹茶道とは、「お茶の淹れ方」が異なります。
そのため、煎茶道とは確立された茶道ということになります。
急須でお茶を淹れる形式は、身近なイメージがありますよね。
それでは体験レポをご覧くださいませ。
煎茶道体験レポート
今回お邪魔させていただいたのは、栃木市にあるお稽古教室「笙風社煎茶道場(しょうふうしゃせんちゃどうじょう)」さんです。
とてもキレイな外観で3年前にお稽古専用の教室を建てられたのだとか。
お教室に入ると、お香のかおりで、とても落ち着きます。
それだけで癒されました♪
先生のご紹介
「笙風社煎茶道場(しょうふうしゃせんちゃどうじょう)」の講師は、篠木笙芳(しのぎ しょうほう)先生です。煎茶道協会の副会長、そして会長を務められた経歴をお持ちです。
「煎茶」との出会いは、青少年ホームで「華道」「習字」「茶道」などの講座が多数開かれており、若い時から習われていたそうです。
とても穏やかで優しそうな雰囲気の篠木先生。
体験中も色々教えていただきました!
お点前
始まる前に、篠木先生は「正座は平気ですか?」と聞いてくださいました。
今回は正座で体験させていただきましたが、正座が苦手な方でもお稽古できるように、椅子のご用意もあるみたいです。
本日の菓子は「柿寿賀(かきすが)」という、柚子皮の甘露煮を干し柿で巻きあげた奈良で愛され続けている銘菓だそうです。
名前の由来にもなっている「寿賀」とは「長寿を祝う」という意味があるそうで、栄養の宝庫でもある「柿」と創作された菓子はまさに長寿にピッタリ!
煎茶は、抹茶道と違い、お菓子を先に食べないそうです。
お菓子を先に食べてしまうと、お茶の味が全く変わってしまうのだとか!
お茶を淹れてくださっている間、篠木先生の細かい手の動き、指の先まで意識した美しい所作に見惚れてしまいました。
今回いただいた煎茶は「玉露」。
口に含んだ瞬間に広がる深い味わいに衝撃を受けました!
これは大袈裟に表現しているのではなく、自分の知っているお茶の味ではなかったのです!
「美味し~~~!!!!!」
まろやかな甘みと旨味が染みわたりました。
そしてお菓子をいただきます。
干し柿の自然な甘さと柚子の爽やかな酸味が広がり、こちらもまた美味しいこと♪
2回目のお茶は、お菓子を食べた後なので、茶葉を入れ替え、今度は苦みを出すように入れ方を変えるそうです。
ホントに1回目のお茶とは全く味が違うことにビックリしました!!
煎茶は、室温や淹れ方で味が変わる繊細なお茶だそうで、全く同じモノを使って淹れたお茶でも先生と生徒さんとでは、味が異なるのだとか!!
奥が深すぎます!!
今回、順番が逆になってしまいましたが、本来であれば先に床の間の拝見となります。
篠木先生は、床の間にお花を活けて、軸を飾り、魂を入れているといいます。
扇子を置いてご挨拶(礼)をしましょう。
皆さまが集う場の雰囲気をつくることにも気を配り、おもてなしの心が現れていますよね。
体験を終えて
篠木先生の淹れてくださったお茶は格別でした。
淹れ方ひとつでこんなにも味に違いがでるとは!
茶道の知識がない私もすごく楽しかったです!
また、篠木先生の所作の美しさは、女性として身に付けたいものです。
「相手をおもいやる心」「おもてなしの心」は、抹茶道と同じですね。
煎茶の味をゆったりと味わう時間も良いものですよ♪
「笙風社煎茶道場(しょうふうしゃせんちゃどうじょう)」
お稽古日
水曜日11:00~16:00
土曜日13:30~17:00
体験教室もあるようなので、気になる方はぜひお問合せ下さいませ。
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(定休日:水曜日/営業時間:10:00~18:30)
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地元には、こんなにステキな文化があるのに、伝えきれていないのが現状です。
実際に体験して、素晴らしい文化・地元の文化を広めていきたいと思っています!
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あまのや呉服店 Web編集部
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