こんにちは、あまのやの古島です。
私が初めて着付教室(今あまのやでは着方教室となります)に参加したのは、今から十数年前のこと。
先生の言うことを覚えることでいっぱいだった初回・・・
必死に先生についていくのでいっぱいでした。
なんだか、ふっと思い出しまして(笑)
あれから時が経つのは早いです。
着物にまったく触れない時期もありましたが、また着物を着ることが出来て嬉しいです♪
さて、あまのや着方教室9月生も、回を重ねるごとに着ることに慣れ、基礎コース最終回が近づいてきました。
みなさま本当にキレイに着られるようになってきましたね!!
そこで、今回は着物をよりキレイに着るポイントをお話ししようと思います!
補整
キレイな着姿は補整が最も重要です!
着物を着るうえで補整は必ずした方が良いと私は思っています。
(なぜ補整が必要なのか。などについては【補整体験会レポート】も併せてお読みくださいませ。)
以前にもお話しさせていただきましたが、補整の力ってホントすごいですよ!
補整をすることで太ってみえちゃう・・・とか思っていらっしゃる方多いと思いますが、逆に補整次第でスッキリ細く見えるなんてことも♪
必要な位置に必要な量の補整をして、シワなくスッキリさせましょう!
いかり肩の方は肩をなだらかになるように補整をしてみてください。
肩が強調されず、スッキリ見えるはずです!
首に近いところに補整すると、首が短く見えてしまうので、置く場所には気を付けてくださいね。
バストの大きい方には和装用のブラジャーをお勧めします。
付け方も重要で、下から上に持ち上げるようにして、トップからアンダーをなだらかにするようにつけてみてください。
ウエストに補整をしてみて、それでも段差があるようなら、みぞおちに補整を足した方が帯揚げがキレイに決まるはずです!
などなど、補整にはキレイに着るポイントがたくさんあるのです!!
補整は一番初めに行うもの。
適当にやってしまうと、後からは直せないので丁寧に行ってくださいね!
衿合わせ
キレイな着姿のためには、衿合わせも重要です!
着物姿を見るとき、衿元に目が行きがちではないですか?
けっこうみられるポイントでもあるのです。
衿元がキリっとしていると、キレイに見えますし、着こなし感がアップしたようにもみえます。
衿が開いてきてしまうとだらしなくみえたり、衿合わせ次第で若くも老けてもみえてしまいます。
そうならないためにも、長襦袢の衿合わせがとっても重要なのです!
着ているうちに衿が開いてきてしまうのは、長襦袢の衿合わせが不十分な時です。
そうは言っても衿合わせって難しかったりしますよね。
ポイントとしては、きものベルトやコーリンベルトの留める位置を左右同じ高さにすることです!
位置がずれていると、高い方へ引っ張られて衿がズレてきます。
そして、ゴムをきつすぎないように調整することも大切です!!
衿合わせは体に馴染むように、開きすぎず・つまりすぎず、ごく自然に合わせます。
また、半衿の出し方によっても雰囲気が変わります。
刺繍半衿を使う場合には少し多く出すように合わせるのも良いです!
ただ、半衿を出しすぎると逆に可愛らしさが損なわれます。
TPOに合った衿の出し方をしてみてください。
衿抜き(衣紋抜き)
着物の後ろ姿で、衿の抜き具合もけっこう見られるポイントだったりします。
にぎりこぶしひとつ分くらい開けるのがちょうど良いとされています。
着ているうちに、衣紋抜きがつまってきてしまうとお悩みの方には【衣紋抜き】というアイテムをお勧めします!
長襦袢の背縫いにちょこっと縫い付けて、腰ひもや長襦袢ベルトを衣紋抜きに通し、着ることで衣紋を引っ張りつまりにくくします。
ぜひ、試してみてください♪
おはしょり
おはしょりとは、着物を着たときに帯の下に出て折り返してある部分のことです。
左右の身頃が重なっているので、内側になっている身頃を着物の中で上に折り、処理をしてあげることですっきりみえます。
おはしょりが長いと感じたときは、少し腰ひもの位置を高めにすると良いかと思います。
腰ひもを結ぶ位置で、おはしょりの長さ調節ができます。
ウエスト位置で結べば短くなるし、腰あたりで結べば長くなります。
ただ、長襦袢の紐やベルトと同じ位置に結ぶことは避けてください。
結び目が当たったりして痛かったり苦しかったりしてしまいます。
また、おはしょりが斜めになってしまう方は、左側の紐やベルトをすこし上にずらしてあげる(右側はそのまま、左に行くにつれ斜めに上げる感じに)と解消できると思いますので、試してみてくださいね♪
帯結び
帯結びは着物の後ろ姿の顔です!!
緩みなくキリっと締めたいですよね。
前結びで帯を締めると自分の目で確認しながら、お太鼓をつくれますので、帯結びが上手にできないという方にはお試し頂きたいです!!
ワンポイント柄だったり、出したい柄がある帯は、ちょうど良いところでお太鼓が作れます。
たれの長さはは人差し指一本分くらいの長さがキレイに見えるポイントです!!
まとめ
キレイに着るポイントはいかがでしたか??
ちょっとしたポイントで着物姿はさらにキレイにみえます!!
補整は丁寧に!
衿元やおはしょり、帯結びはみられるポイントでもあります。
きものベルトやコーリンベルトの留める位置は左右同じ高さに!
ゴムはきつくしすぎない!
衿合わせは自然に合わせる!
衣紋抜きはこぶしひとつぶん!
おはしょりは内側の身頃を上にあげて一重上げにするとスッキリ!
帯結びは形を整え、たれの長さは人指し指1本分!
あまのや着方教室では、着ることに慣れてきたら、よりキレイにみえるポイントなどを学びキレイな着姿を目指しています!!
コース終了時には自分で着た着物でお出かけを予定しています!
着姿を他の方に見ていただくことで自信にもつながりますし、喜びも大きいですよね♪
次のお出かけが楽しみです (*´▽`*)
みなさんに着姿を見てもらい、さらにキレイな着姿を目指しましょう!!!
一人でも多く着物ファンが増えることを祈って・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
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あまのや呉服店 Web編集部
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