【衣紋抜き?背中心?衿が左側?】教えて!!着物Q&A 第二弾

【衣紋抜き?背中心?衿が左側?】教えて!!着物Q&A 第二弾

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こんにちは、あまのやの古島です。

着方教室2月生は4回目を迎え、着物の着方も回数を重ねるうちに、「分からない事」がより具体的になってきました!

初回は見よう見まねで着るところからスタートし、「どこが分からないのか」「なにが分からないのか」が分からないという方が多いですが、何回か着ることで、「ここが分からない」が分かってきます!!

今回は、着物の着方や着物に関することについて生徒さまからいただくご質問をご紹介しながらお答えしていく「着物Q&A 第二弾」です!!

 教えて!着物Q&A

Q:衣紋が抜けないのですが…

A:衣紋は軽くこぶし一つ分くらい抜くと、とてもキレイな着姿になります!

抜いても着ているうちに衣紋の抜けが少なくなってきてしまう方には、衣紋抜きをオススメしております!

衣紋抜きには色々な種類がございます。

通し穴が一つのものや二つのものなど。

また付ける位置も重要です。

通し穴が二つある衣紋抜きをご利用の場合は上段の穴に腰紐または長襦袢ベルトを通して着てみてください!

きっとキレイに抜けるはずです。

また衣紋抜きを付けているのに抜きが少なくなってしまう方は、着物を羽織るとき前にかぶせすぎないようにしてみてください!

お稽古中も長襦袢の時点ではキレイに衣紋も抜けていたのに、着物を着てみると衣紋の抜きが少ない生徒さまも多くいらっしゃいます。

着物をかぶせすぎると、衣紋がつぶれ長襦袢の衿が浮いてしまうのです。

着物の衿を決めるときにも、そちらに集中しすぎて、衿を前に引っ張ってしまったり…。

衣紋を意識して着てみましょう♪

そうすることで、衣紋の抜きがキープされるかと思います!

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Q:帯より下の背縫いは曲がっていても良いのでしょうか?

A:はい!問題ありません。

ただし、上半身の背中心は絶対にずらさないようにします。必ず背中の中心に背縫いをおきます。

着物は多少なりとも大きく仕立てるのが一般的です。

絵羽柄の着物ですと、柄のつながりを優先させ、細身の方にとっては大きめになります。

ですので、上前を合わせると、背縫いが右側にズレるのはよくあること、正常な状態です。

また、着物のためにも良いとされています!

真ん中に縫い目があると、座ったり立ったりするたびに、圧がかかり縫い目が引っ張られて糸が弱くなってしまうのです。

ですので、縫い目に負担がかからないためにも、腰より下の背縫いはズレていても大丈夫なのです♪

着物は洋服と違い、体型が変わっても着ることのできるので、ありがたいですよね!!

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Q:着物や長襦袢をたたむとき、なぜ衿を左側にするのですか?

A:先日お稽古終了時に着物をたたみながら、「衿を左にする理由は何ですか?」とご質問をいただきました。

色々諸説はあるようですが、衿を右にして着物をたたむのは、縁起が悪いとされています。

着物を着るときの「前合わせ」でも「左前」は縁起が悪いとされているのと同じです。

仏教には、死後の世界と生きている世界は真逆であると考えられています。

亡くなられた方が経帷子(きょうかたびら)と呼ばれる着物を「左前」で着用するのには、故人と生者を区別する意味があると言われています。

このように「左前」で着用してしまうと死装束となってしまうため、間違えてしまうと恥ずかしい思いをすることになるかもしれません。

着付けのマナーとしては「右前」で着るのが正しいとされています。

しっかり覚えていきましょう!!

○「右前」…自分で着物を着る場合、右手で持っている方(下前)を先に合わせて着ることです。

×「左前」…自分で着物を着る場合、左手で持っている方(上前)を先に合わせて着ることです。

着る人からみると左側が上に重なって前にあるのでややこしいですよね…。
混乱しないように注意しましょう。

覚え方としては、私の場合ですが、「右手で懐に手が入る形状になる」ということです。
七五三で七歳の女の子が着物を着るとき、筥迫(はこせこ)を右から懐に入れます。
これと同じで、懐に何かを入れたりはさんだりする時、右手で入れられるような形状にすれば良いのです!!

他にも、衿元が相手から見たときに「y」(小文字のワイ)の形になっています。
右(下前)を先に合わせ、その後に左(上前)を重ねると相手からは「y」の形になります。

自分なりに覚えやすいものを見つけると良いかと思います!!

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他の質問はこちらから!併せてご覧くださいませ。

【衿芯?補整?帯がかたい? 教えて!!着物Q&A 第一弾】

学びに来てくださるお客さまの想いや不安を共有し、楽しい着物ライフとなるようお手伝いさせていただきたいと思っています!!

たくさんの着物好きさんにお会いでき、お稽古を通してお話しをさせていただけることに幸せを感じています♪

着物に関して、分からないことがありましたらお気軽にお声掛けくださいませ!

これからも、お客様のご質問やお悩みなどをお伺いしながらご紹介してまいりますね。

2021年、きものデビューしてみませんか!!

そして着物美人になりましょう!!!

あまのや着方教室につきましては、こちらも参考にご覧くださいませ。
   着物初心者でも安心!あまのや前結びきもの着付教室

  【栃木県小山市の着付教室】初めての方必見!!あまのや着方教室レポート

  【栃木県小山市の着付教室】前結びとは??腰ひもは使わないの??

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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