【きもの・着物】和装ブラジャーとは？着物の時はブラジャーをつけない？！
こんにちは、あまのやの古島です。
あまのや着方教室では、これから受講していただく皆さまの不安や疑問を解消していただきたいとの思いから、「着方教室無料説明会」を行っております。
その中で、「和装ブラジャー持っていないのですが大丈夫でしょうか？」と聞かれることがあります。
いつもつけているブラジャーではダメなの？
着物初心者さんにとってみたら、下着は迷われるところでもありますよね。
そこで今回は、和装ブラジャーがどのようなものなのか、また洋服用のブラジャーではダメなのか、下着の役割について詳しくご紹介してまいります！
着物の時はブラジャーをつけないの？！
着物の歴史を振り返ると、実は、着物の下にブラジャーやショーツなどをつけていた歴史は短く、昭和になってからと言われています。
そのため、今でも着物を着るときにはブラジャーなどの下着をつけない方もいらっしゃいますし、着付けの際には下着をつけないように言われることもあるかと思います。
その場合、和装用の肌着を着用し、その上に長襦袢を着て着物を羽織ります。
ただ、いつもつけているブラジャーをつけないことに違和感をお持ちの方も少なくないと思います。
着付けをお願いして、下着を外すように言われた場合は少し抵抗もありますよね。
実は私も、下着を外して着付けをしてもらった経験があります。
私はこの業界に入る前、成人式や卒業式のときには、美容室などで着付けをお願いして着物を着ました。
着物について何も知識がなかったので、言われるがままブラジャーをはずした記憶があります。
成人式のときは、晒（さらし）のようなものでバストを抑えてくれて、それなりにキレイに着ていたと思いますが、卒業式の時は、成人式に使った晒を使ってもらえずに帯というか袴の上にバストがのっている状態でした。（自分でいうのもなんですが、若いころはそれなりにバストもあったのです。笑）
その時は何も分からないので何とも思いませんでしたが、写真を見返すと残念な着姿（泣）
お友達や他の方から、そう見られていたかと思うとなんだか悲しいです。せっかく着物を着たのに…。もう何十年も前の話しですが、「和装ブラジャー」というものがあったのであれば教えていただきたかった…。
そんな想いもあり、私のような経験をしてほしくない！ ！という気持ちから、今回は「和装ブラジャー」のご紹介をしてみたいと思います。
着物はきちんとした場で着ることも多いと思います。写真に残したりすることも多いからこそ、ステキな着姿で着ていただきたいと思うのです！
ブラジャーをつけないことに抵抗のある方、キレイに着物を着たい方には、「和装ブラジャー」がオススメです！
では、和装ブラジャーってどんなもの？
和装ブラジャーとは？
まずは、多くの方が普段からいつも使っている「洋服用ブラジャー」からお話しいたしますね。
洋服用ブラジャーは、バストの形がキレイに見えるように立体的な作りになっています。そのため、ワイヤーやパッドが使われていますよね。洋服着用時はシルエットもキレイになりとても重宝しますが、着物の場合はマイナス面も…。
洋服用のブラジャーをつけたまま着物を着ると、バストにボリュームが出て、帯の上にバストがかぶさり、さらにはシワがよりやすくなります。バストが出すぎて、着崩れる恐れもありますし、老けて見えてしまうこともあります。
また、帯を締めあげた際に、ワイヤー部分が肌に食い込んで痛みを伴うことも…。
そのため、洋服用のブラジャーのまま着付けをお願いすると、着付け師さんに外すよう指示されることがあるのですよね。
こうしたマイナス面を軽減し、着物の時でもしっかりと保護してくれるのが「和装ブラジャー」です。
和装用は洋服用のブラジャーと異なり、バストのふくらみを優しく押さえ、体の凹凸が出ないようカップやワイヤーがなく、着姿を美しく整える効果があります。
和装ブラジャーをしていただくことで下着を外すという抵抗もなく、また着付け師さんも着付けがしやすくなりますよ。
バストを支えつつボリュームを抑えて着姿をキレイに見せてくれるので、バストの大きい方は和装ブラジャーがオススメです。
美しい着物の着姿とは？
美しい着物姿がどういうものなのかも併せてご紹介いたしますね！
着物は、出来るだけ体の凹凸をなくし、筒のようなシルエットに仕上げるのが美しい着こなしとされています。
フラットに胸元から帯までつながるように仕上げるのが美しい着付けです。
そのため、胸のふくらみはなだらかに抑え、ウエスト周りには補整をします。
昔は、晒（さらし）を巻いて胸を目立たなくしていましたが、現在では適切な和装ブラジャーを選ぶことでバストを目立たなくし、着物を美しく着こなすことができます。
オススメの和装ブラジャーはコレ！！
和装ブラジャーはたくさん種類があり、お値段も様々です。
着用する方の体型や体格、また締め付ける感じの好き・キライなどでオススメする下着も様々なのですが、その中で、今回は私が愛用している和装ブラジャーをご紹介いたします。
「たかはし きもの工房さんのPut onキモノブラ」です。
ホックやチャックなどの金具がなく、下から履くタイプの和装ブラジャーで、サポート力があるのに締めつけ感がなく、スッキリとした胸元を作れます♪
前かがみになり、胸や脇肉など動くものは全て寄せ上げて、高いところにポイントを作るつもりで付けると、鳩胸が出来上がるのです！
胸元をしっかり固定してくれて、脇のはみ出しもしっかりとホールドされて良い感じに！！
7サイズ展開されていて、自分の胸のサイズに合い、ピッタリと付けることが出来ます。
以前は、前ホックの和装ブラジャーを使っていましたが、「Put onキモノブラ」を使い始めてからはこちらばかりになりました♪
お値段はお高いですが、毎日着物を着る私にとっては、ホールド力、キープ力、着心地、全て☆５つです！！
まとめ
和装ブラジャーについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか？
着物の美しい着姿とは、凹凸のない寸胴体型です。
ですので、着物を着る際、胸を立体的に見せる洋服用のブラジャーのまま着物を着ると、胸の凹凸で衿合わせがずれて、着崩れてしまう可能性が高いので、できるだけ避けて頂いたほうがよいかと思います。
でも、着物初心者の方やあまり着物を頻繁に着られない方にとっては、「あまり使用する予定のない和装ブラジャーを購入するのはちょっと・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、まずは洋服用でも、ワイヤーが入っていないスポーツ用ブラジャーなどを使用いただくのが良いかと思います。
そうしたものも活用いただきながら、よりステキに写真に残したり、より美しい着姿になりたいという方、特にバストが大きい方には和装ブラジャーがオススメです。
バストを支えつつボリュームを抑えて着姿をキレイに見せてくれます！
お一人おひとり体型は違います。
和装ブラジャーはご自分の体に合ったものをお選びくださいね♪
あまのやでは、「たかはし きもの工房さんのPut onキモノブラ」をはじめ、いくつかの和装ブラジャーをご用意しています。ご試着可能なものもございますので、ご興味あるかたはご相談くださいませ。
バストラインを美しく、着物美人を目指しましょう！
着物に関してご不明な点などございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
着物の最も大きな楽しみはコーディネートだったりします。
自分らしさを表現しながら着物ライフをステキにお過ごしくださいね。
ただいま、あまのやでは皆さまに安心してご来店していただけますように、来店予約をオススメしております。
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