【お祝・通過儀礼】人生の節目~~結婚に伴うお祝から人生を終えるまで~~

【お祝・通過儀礼】人生の節目
~~結婚に伴うお祝から人生を終えるまで~~

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こんにちは!あまのやの齋藤です。

前回【人生の節目の儀式って??~妊娠に伴うお祝から人生を終えるまで~】でお伝えをさせていただきましたように、成人式までの人生においてさまざまな儀礼があります。

その儀礼は、人生の通過儀礼といい人生の重要な節目に行なわれる成長や変化を祝う儀式です。

そもそも…

なぜ行うの?

どんな理由があるの?       

どのような服装をすればよいの?

今回は結納から人生を終えるまでの「通過儀礼」について、あまのや姉妹店「トータルフォトスタジオ・トマト」で撮影されたステキな写真を交えながら、お伝えさせていただきます。

【結納から人生を終えるまで】

*目次*

1.結婚に関する

 結納

 結婚式

 披露宴

2.結婚記念日に関する

 紙婚式

 木婚式

 錫婚式・アルミ婚式

 水晶婚式

 磁器婚式

 銀婚式

 真珠婚式

 珊瑚婚式

 ルビー婚式

 サフャイヤ婚式

 金婚式

 エメラルド婚式

 ダイヤモンド婚式

 プラチナ婚式

3.長寿のお祝いに関する

 還暦

 古稀

 喜寿

 傘寿

 米寿

 卒寿

 白寿

 百寿

4.人生を終えた後

 お通夜

 葬儀

 告別式

 5.さいごに

1.結婚に関する

家が権力を持ちはじめた事もあり、男性家系を中心とする流れになり新婦が新郎の家に入るという嫁入り婚に代わっていきました。

結納

結納とは、婚約を正式なものとし両家が親族となることを確認し祝う儀式です。

現在では、顔合わせ食事会といったカジュアルなスタイルも多いようです。

結納の時の服装は?

(正式結納)

本人→男性は紋付羽織袴・モーニング、女性は振袖

両親→父は紋付羽織袴やモーニング、母は黒留袖・色留袖

(略式結納)

本人→男性はブラックスーツ・ダークスーツ、女性は振袖やフォーマルなワンピース

両親→父親はブラックスーツ、母親はや訪問着・付け下げ・色無地・フォーマルなワンピース

*セミフォーマル(準礼装)以上の装いが好ましいですが、両家の装いを揃えることが大切です。

結婚式(祝言:しゅうげん)

結婚式とは、婚姻の誓い成立させ夫婦となる二人の門出を祝福するための儀式です。
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結婚式の参列者の服装は?

父は紋付袴・モーニング、母は黒留袖・ドレス

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兄弟はブラックスーツ・礼服、姉妹は振袖(未婚)黒留袖・色留袖・フォーマルワンピース

おじさまは礼服・ブラックスーツ

おばさまは黒留袖・色留袖・訪問着・フォーマルワンピース・フォーマルスーツ

披露宴(お披露目)

披露宴は、結婚したことを披露するために親戚や友人、知人などお世話になっている人たちを招いて行います。

披露宴のお呼ばれ服装は?

男性はブラックスーツ・ダークスーツ。

女性は振袖・訪問着・清楚なワンピースやスーツ。

2.結婚記念日に関する

お互いに感謝の気持ちを伝え夫婦の絆を深める大切な日です。

結婚記念日は、イギリスで始まり明治27年(1894年)に明治天皇の大婚25年式典により日本でも結婚記念日をお祝いするようになりました。

1年目(紙婚式:かみこんし)

将来の人生設計を白い紙に書く。

5年目(木婚式:もっこんしき)

根を張り一つに一本の木のような夫婦。

10年目(錫婚式・アルミ婚式:すずこんしき)

美しさと柔らかさを備えた夫婦。

15年目(水晶婚式:すいしょうこんしき)

透明で曇りのない夫婦。

20年目(磁器婚式:じきこんしき)

年月と共に深みが増し固い絆で結ばれた夫婦。

25年目(銀婚式:ぎんこんしき)

お互いに感謝と尊敬で美しい夫婦。

30年目(真珠婚式:しんじゅこんしき)

真珠のように美しくいつまでも健康な夫婦。

35年目(珊瑚婚式:さんごこんしき)

珊瑚のように長い時間をかけて絆を育てた夫婦。

40年目(ルビー婚式) 

深い信頼と情熱そして固い絆で結ばれている夫婦。

45年目(サファイア婚式)

誠実と慈愛で長く歩んできた夫婦。

50年目(金婚式:きんこんしき)

光り輝く黄金のような豊かな夫婦。
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55年目(エメラルド婚式)

静かで穏やかな尊い夫婦。

60年目(ダイヤモンド婚式)

世界で一番固い絆の夫婦。

70年目(プラチナ婚式)

変わることのない愛で結ばれた夫婦

夫婦の素敵な記念日は、15年目までは1年ごとにありご紹介のほかにもあります。

 3.長寿のお祝いに関する

長寿のお祝いは、人生の節目の年齢に健康で長生きが出来たことへの感謝の気持ちとこれからも元気に長生きをして欲しいということを願いお祝いします。

長寿のお祝いは、「数え年」で行うのが本来の形式でした。が、現在では「満年齢」で行うことが多くなってきているようです。

還暦:かんれき(61歳)

還暦は、生まれた年の干支に還るまで長生きが出来たことをお祝いします。

元の暦(こよみ)に還る(かえ)という意味で「還暦」といいます。

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ご本人は、赤色の衣服(頭巾・ちゃんちゃんこ・座布団・扇子)を身に付けます。

赤い色には、魔除けの意味があり長生きをしてほしいという思いが込められています。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

古稀・古希:こき(70歳)

中国の詩人杜甫(とほ)の「曲江詩(きょっこう)」の一説「人生七十古来稀なり」に影響を受けています。70歳まで生きることは、稀だったためです。

お祝いの色は紫です。

喜寿:きじゅ(77歳)

「喜」の草書体が「七」を3つ重ねた形になるところから由来しています。

お祝いの色は紫・紺です。

傘寿:さんじゅ(80歳)

「傘」を略すと「八」と「十」のようになり、八十にみえることに由来しています。

お祝いの色は黄色・金茶色です。紫が好まれる地域もあります。

米寿:べいじゅ(88歳)

米の字は「八十八」となるところから由来しています。

お祝いの色は黄色・金茶色です。

卒寿:そつじゅ(90歳)

「卒」の略した字「卆」が「九十」と読めることに由来しています

お祝いの色は、紫・白です。

白寿:はくじゅ(99歳)

「百」から「一」を引くと「白」になる事に由来しています。

お祝いの色は白です。

百寿:ひゃくじゅ・ももじゅ(100歳)

100歳を漢字で書いて「百歳」からきています。

「紀寿:きじゅ」ともいいます。

お祝いの色は白です。
桃色を選ばれることもあります。

4.人生を終えた後

親族が亡くなると「忌中:きちゅう」に入ります。
この期間は喪服を着て身を慎み、神社への参拝や年賀行事などは行わないとされていました。

*期間は仏式と神式で違います。

一般的に、遺族によりお通夜・葬儀・告別式が執り行われ、その後も節目の年に法要があります。

 お通夜

家族・親族・知人・友人など故人とゆかりのある人たちが集まり、故人を偲びお別れの時を過ごす儀式です。

葬儀

親族や友人・知人が故人の冥福を祈り弔うための儀式です。

告別式

故人に最後のお別れをする儀式です。

 5.さいごに

人が誕生して人生を終えるまでには、さまざまな節目を迎えその節目を迎えられたことの感謝とこれから先を祈願するためにお参りをします。

このように日本人は、古来より伝統やしきたりを重んじ、日本の民族衣装である着物で行ってきました。

伝統やしきたりを知ることは、先人たちの知恵の素晴らしさを感じ、私たちの人生を豊かにすることができるのではないでしょうか。

あまのやでは人生の節目や大切な日の素敵な思い出づくりのお手伝いをさせていただいています。

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